第百五十九回 湯水のように

なーんか書かないではいられないですね。



コンバンハー人見広介です。
今日は二ヶ月ぶりの本屋探訪で、ごっそり本を買いました。ななさつ、
うち六冊がマンガという。
しかもゆいいつの活字が京極シリーズの新作って。まんま文芸部よりのオタクじゃん!
ていう、でも、読みたいのしか買いたくないですし、
新刊以外の本は絶対に古本屋で買う! っていう謎な癖があるから、
自然と本屋ではマンガと雑誌が主目的になるわけ。



今日買ったのはですね、「とりあえず」ネウロの新刊、
デトロイト・メタル・シティの一・二巻、
青い花の二巻、
大奥の二巻、
エロエフの新刊(つってもそんなに新しく発売されたやつでは)
それから京極です。


ひととおりマンガは読みましたけど、Uださんも買ってた「青い花
私もう、エロエフで毎号読んじゃってるんですよね。だから、
「うっ」とか「グッ」っていうのはあまり……あまりなぁ、
「通して読むとあらためて面白いよね!」とは、ならなかったんですが、
それでもイイ〜〜〜〜〜〜〜イイ。
こう、人物たちの、はしばしの言葉遣いが、さらっと皆キレイなんですよね。
「またまたご謙遜あそばして」なんて、言ってみたいよね!
今からでも、遅くないですかね? じゃあ言います、またまたご謙遜あそばして……
ひ……独り言……


言葉遣いで思い出したんですが……
この半年くらいのあいだ、チャットで毎日のよーに意思の疎通をしていたんですが。
不思議と、文字が並んでいるだけなのに「しゃべり方」みたいなのが、
面白い人ほど、リアルに感じられたんですね。
本当にしゃべっている訳じゃないのに、もうそれは「文体」ではなくて、
声の調子まで伝わってくるみたいな「発言」なわけです。
面白い人ほど、は語弊があるかな。



こうね、思った事や感じたことを、いかにチャットの文字列に、その人らしく
表現できるか、それは難しい事で、会話をしているんだからタイミングもあるし、
調子もあるし、スラスラっと普段話すようには、普通出ませんでしょ?
考えてみると、すごく興味ぶかい。
「思ったことを、すぐ文字にできる」能力。
人間は、まずイメージで思いついて、それから言語に直して、
その次にのど元へ持ってくる、っていう作業を瞬時に行うそうですが、
(ってどっかで聞いたけど、違うかもしれない!)
チャットを繰り返していると、もう考えるのと同時に手が動くようになるんです。
すごいです。



何が言いたいのかというと、無駄な時間なんか過ごしていないって、
そう思いこもうとしているだけなのかも。






人生には何ひとつ無駄なものはない
遠藤 周作 鈴木 秀子
朝日新聞社
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