第百二十一回 あぶないみずぎ
新聞を読んでいたら、「おしゃれな防弾チョッキ」の記事にアンテナが立ちました。
なんでも、世界中の要人や有名人が顧客なのだそうです。
どんだけおしゃれなのかというと、記事で確認しただけなのですが、
普通のレザー製ジャケットって感じ。
ちなみに「防弾服のアルマーニ」でググってみたら0件でした。
日本での知名度はまだまだだなコロンビアのジョルジオは。
で、
「ほほぉ……軽くて薄いのに弾を通さないのか……それはそれは」
と、筋肉少女帯の内田のような相槌を打ちながら記事を読む
私の頭に浮かんできたのが、ある人物。
さて、誰でしょうか?
こたえ:
「スレイヤーズすぺしゃる」のナーガ様。
あのね、
RPGってあるじゃないですか。
「ぼうぎょりょく」ってステータスあるじゃないですか。
「ぬののふく」のぼうぎょりょくが1だとしたら、
ナーガ様の着けてるやつは
見た目0・02くらいじゃないですか。
でも死なないんですよ。
それはね、このマイクロな衣装には、
闇の精霊の加護が授けられていて……
というのは嘘で、
つっても十年前に読んだ本だからもう詳しくは覚えてないんですが、
確かこんなボインボインなのに物凄く体が丈夫で、
魔法とか食らっても平気だし、
バカだから精神系の魔法効かない
んじゃなかったかなぁ。
そんな彼女なら銃弾くらいきっと……。
服とかもうほとんど無いのに死なないナーガ様が、子供心に
「ファンタジーってすげえんだ……」
という何か取り返しのつかないインパクトを与えてくれたんですよね。
人見広介は、ナーガ様が大好きです。
でも別に、銃が恐いならまず体を鍛えろ!
ソープに行け!(@北方謙三)
っていう話をしに来たのではなかったんですが、あれれ……?