備忘録〇三 僕が、十万馬力じゃなくて
「科学は頭をすっきりさせるもの。
宗教は、すっきりしないものを信じる人たちの為にある」
なんて言葉がありますけど、
先日、秋葉原で私は、単純にワクワクしました。
nano(Ipod nano)。
薄い。社員証みたいなやつ! 来てるな、未来!!
そして私は、二足歩行ロボットに出会いました。
名前をROBONOVA-I(ロボノバ・ワン) 。
まず、パソコンの周辺機器のフロアに行ったんですね。
ラオックスの。
音痴の私はもう意味がわからない。
でも、片隅にカッコいいコーナーが。
アレアレ。天井からブラーン、ゆやゆよーんと下がってる区画プレートに……
「ウェブカメラ・ヘッドセット」
ウェブカメラ・ヘッドセットだと…………!?
それ、スカウターみたいに着用して、
「今、私が見てる映像を送るわ」とかできるアレの事ですか!?
戦闘力とか察知できますか!?
急上昇すると壊れますか?
脳が焼ききれるほどハッキングですか!
うまく起動してなかったら敵襲ですよね!?
不正アクセスでダミープログラムが弾かれるんですか!? 三体くらいいるAIに!
俺の目を盗みやがったな!!
むぉとこぉぉーーーーー!!(CV:大塚明夫)
じゃあなかったです。期待ハズレでしたよー何か……
ただのヘッドホンと、監視カメラみたいなやつ(テレビ電話で使う)が並んでるだけでした。
もっと未来を見せてくれよ……
「まだそんなに進んでないよ」という声が聞こえてきそうですけど、
光学迷彩はもうあるんですよ?(証拠写真・記事はここをクリック)
そしてそして隣には、今言ったロボットコーナー。
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「驚異的価格!!
二足歩行ロボットが、ついに10万円を切った!!」
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なんて大々的に書かれたポップが、透明のプラスチックで四角く囲まれたスペースの上に躍っています。
その囲いの中にいました、ロボが。
アイボとかSDR-4X(←画像はこちら・Googleで出ます)とか目じゃない、
ロボ好きが作ったであろうロボロボメカメカギュインギュインした奴!!
がおー。おれ、つよい。
ロボットだぁーーーーーーーーー!!!(半笑い嬉)
歩く。
ターンする。
屈伸する。
回し蹴りを決める。
何か太極拳みたいな構えを取る。
あっ、倒れた! 違う、自分から手を突いたんだ。
そんでもって、ガッキョン!! 両足を回転させて立ち上がったーーーー!!
すげーすげー、ロボ!!
大感動です。
何よりも、私の中ではほぼファンタジーと同じ扱いだったSFが目の前で繰り広げられていることに呆然としてしまいました。
ああ、今、SFそのものが動いてる…………。
トランペットに憧れる少年のように、プラスチックに手を突いて眺める事しばし。
ところが、であります。
ガキョーン。
ガ・・・キョー、ン。
ガキョ・・・、ガ・・・・・・ガッシャーーーン!!
グググ・・・・・・
ググ、グ・・・・・・。
うつぶせに倒れたまま、動かなくなるロボノヴァ。
うわー大変だ。
固唾を呑んで見守る私。
センターが崩壊したのか!?
動いてよ……動いてくれよぉぉぉ……!!
あまりに真剣な私の形相にビビっている通りすがりのお客さん(数組・いずれもアキバ系。A−BOYと言うらしいですね)。
動け…………動け、動け……
駄目だ……僕、ここで死ぬのかな…………綾波…… 母さん……―――
そこへやってきたのは、初号機の中に入っていた碇ユイの魂
店員。(ロボ係?)
「バッテリー切れで、ちょっと反応悪くなってるみたいですねー。
今もう一体充電中ですから、もうしばらくお待ち下さい」
だってよ。お前は死んでも替わりはいるみたいな事をサラッと言われてしまいました。
違うよー。
目の前にいるコイツが立ち上がるところを見たいんだよー…………。
向かいで同じようにロボノヴァを見物していたお客さんたちが、
「余計なお世話だよな」
と言っているのをチラッと聴いたのですが、
多分、私を同じ事を考えていたと思います。
まだ、アキバのラオックスに行けば、このロボノヴァのデモンストレーションが見られると思います。
人見広介は、ロボノヴァの価格98000円は決して高くはないと思いますが、
自分で作る奴らしいので、購入は諦めております。
買って作った方いましたら、是非ご連絡下さい。
(何をするのか自分でもよくわからないけど……)
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