第十三回 変態完結人形
小さいですけど、ちょっと剥き出しすぎる感じのフィギュア群。
パソコンの前に座って見上げるとちょうど、この角度なんです。
おパンツ様が見えるか見えないか(一体は見せ下着状態)、
まさに冷静と情熱の間。
陳列者は何を考えているのでしょうか。
並べたのはは私じゃありません。
ていうかここはウチじゃありません。
さて、その子が先日新たなフィギュアを入手してきたんですが……。
栗山千明。
うほっ! いいキルビル。
メイドインUSAですよ。
でもね。
顔がこんなのなの。
ビューティー・クライマックス始まる。
確実に始まってる。
もう何か、「カワイイか」「カワイくないか」ではなくて、
「強そうか」「強そうでないか」の世界で勝負しています。しかも強そうですね。
その強さメジャー級。
中性的とかいうよりこう、なんて言うんでしょうね、キュビズム?
千明様の美貌、ピクセル単位で何かに切り替えたみたいな顔してるじゃん!
「強い敵キャラ」→「超人」→「人外」→「怪獣」
のような具合でイメージがシフトしていったんでしょうか?
USAフィギュアは、日本のそれとは目的が違うって事くらいは理解してます。
アメリカの人には千明様がこう見えてるんだな……と思ってもいないです。
でも、やだよもー、白い運動靴の裏に滑車かスパイク付いてそうなんだもん……。
おいたわしや、千明様。
人見広介は別に、千明様のファンでも何でもないんですけどね……。
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