第百十回 取れる!貝柱

hitomi-hirosuke2006-05-20




予告どおり今日は天丼レポートです。




連れて行かれたのは、浜名湖のほとりにある「魚あら」というお店。


(↑なんとHPもありました。飛べます。浜名湖の料理番……)




曇りがちだった空も昼ごろには明るくなってきて、窓から望む弁天さんの鳥居も
綺麗な赤に見えています。
ちなみにお店のすぐ隣が船着場。



ここのメニューは主に三種類に大別されています。
ひとつはお刺身、ひとつは鰻、そしてもうひとつが天丼。
シーズンなら牡蠣もたのしめるようです。(11月〜2月あたりまで)


家族四人、頭の中が三日前から天丼モードになっていたので、そこは迷わず
「活天丼」を注文。
店内のイケスから、注文後車海老を揚げて調理するのだとか。
するとすぐそこの船着場から直送のイケスからさらに直送の車海老か……。(?)
今が旬だとしげる(父)が言うので、アサリの酒蒸しも頼んでみました。



ほどなくして運ばれてくる天丼。
デデーンと並ぶえび天。はみ出てる!器からはみ出ています。はぐれ海老純情派。
わりと底の浅いお椀に、所狭しと(はみ出てるしな)天ぷらが盛りあわされ、
これならご飯とのペース配分を考えなくてもイイ!(←庶民)



味のほうはもうウマーイウマーイウマーイ。
食感なんか「サクッ」通り越して「シャキッ」って感じ。
ごま油も香ばしくて軽やかです。
箸休めの、岩のりの酢漬けもさっぱりしていてかなり行ける! 噂によると、
この岩のりのファンも多いとか。アサリの味噌汁もメジャー級です。よけいな味付け
なしに、アサリが持ってきた海の風味だけで打って出てきた感じ。
それで勝ってるんだから頭が下がります。
あっという間に完食。


そして、忘れちゃいけないのがアサリの酒蒸し。粒も大きくホコホコしています。
貝ごと取ろうと、箸で身を摘んで持ち上げた瞬間、


取れた。


貝柱ごと、ツルッ! と身が殻から剥れた! 
あら、アサリったら、そうなの!?(@エマ)とビックリ。
これもすげーウマい。臭み? 何ソレ臭いの? そこにあるのは潮の匂いと
酒とダシのあたたかみと、新感覚の柔かさのみ!ドドーン(味っ子になってきた)。

なんだよこれー……これも物凄い勢いで食べきる。あっというまに積みあがる貝塚



おいしゅうございました。


ちなみに、開店直後に入ったんですが、十五分もすると次第に席が一杯になって
きました。開店待ち推奨です。



人見広介は、しげるのパチンコ趣味が初めてエラいと思いました(奢りだった)。






新装版 父の詫び状 (文春文庫)

新装版 父の詫び状 (文春文庫)