第百六回 弟さとし!

昨夜寝ようとすると、隣のサトシの部屋から音が聞こえるので
まだ起きてんのか」とドアを開けると



ブレス オブ ファイアIV うつろわざるもの

ブレス オブ ファイアIV うつろわざるもの




ブレス4。





「黒の炎って4でも覚えられんの」
とタバコ吸いながら聞いてきたので、ネットで調べてあげました。




人見姉弟は基本的にブレス信者です。 こんばんは。








さてサトシ週間も第二夜です。




一生懸命サトシの思い出を引っ張り出してみましたが中々出ないもの。




ようやく記憶が戻るとそれは笑いに彩られたものでした。












私が5、6歳の頃、つまりサトシが2、3歳の頃、


はじめてに連れて行ってもらいました。








当時のサトシはのようなちいちゃい男の子。





水色の海水パンツを履かせてもらって、キャッキャしながら浜辺に飛び出しました。




砂にパラソルを刺して、シートを敷いて、場所取りをするしげる(父)と晶子(母)。




私もサトシのあとを追って海へ向かって走る、その時でした。
















子供心にいきなり巨大な波が








ザザザーッ! 











と立って、頭から塩水を被ってしまった私。








「しょっぱいしょっぱい」とひとしきり頭を振って、タオルをもらおうと両親の元へ…






















ハッ!





























サトシ忘れてきた!




















慌てて振り向くとそこには
























































犬神家の一族 (あすかコミックスDX―金田一耕助ベスト・セレクション)

犬神家の一族 (あすかコミックスDX―金田一耕助ベスト・セレクション)


























犬神家の一族
























救助されたのは一分後のことでした。
















一分かかったのは私をはじめ父と母が爆笑していたからです。





それ以来サトシは水嫌いになりました。
















父の話だと、波にさらわれたサトシは、




凄い速度で5〜6回転ローリングした後







犬神を決めたそうです。





















弟ネタ続きます。








兄嫁と弟―あの美臀が僕を狂わせた (フランス書院文庫)

兄嫁と弟―あの美臀が僕を狂わせた (フランス書院文庫)