第六十七回 人見のおしゃれ手帖
実家にて、腹風邪をひきました。(涙)
バーゲンにも行けないありさまの私を見かねて、母が連れて行ってくれたのは……
十八屋。(図)
母・昌子はもちろん、近所の奥様方の御用達ブティックです。
ここにある2年に一度くらいに入れ替えられているプレタポルテは通称「十八屋コレクション(トバコレ)」と呼ばれ、
地元界隈の流行に敏感なマダム(うちの昌子とか)に愛されています。
(一足38円の靴下とか)
父・しげるのジャージ(ママ服ならぬパパ服←意味が違う)の上にコートを着て出かけてきました。
ドラッグストアの二階にあるお店は、今日も矢沢栄吉が流れています。
100円のパンツ。
250円の肌着。
2000円のアンサンブル。
黒地にものすごく大胆なバラの刺繍がしてあるブラウス。
渡辺はま子みたいなカーディガン。
ディオールの思い切ったパチモン。
ジャージ姿の私。十八屋とジャージと私。
パジャマ姿の知らないおばちゃん。
負けました。
かと思うと、髪を七色に染めた、社交ダンス系のおばちゃんが、
永遠に噂話をしてたりする。
ここはどこなんだ……。風邪で頭がふらふらします。
母は今日も、靴下を買っています。そんなに買ってどうするよ、昌子。ホワイなぜに?
今だから言いますが、
私の服はほとんど十八屋です。
以前、私をおしゃれさんだと言ってくれた人、本当にすみません。十八屋です。
今日も、1500円のジーンズなどを買ってみました。
これじゃあ、「ファッションセンターしまむら」を大プッシュする某ネットアイドルと
変わらない気がするので、もしお近くまでいらっしゃいましたら、
我らが十八屋へご案内する……というサービスを実施したいと思います……。
人見広介は、十八屋が大好きです。
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